スマホの料金プランって結局どれが良いの?
正直ショップスタッフに任せきりだった。
という方もいらっしゃると思います。
競争の激しいモバイル通信業界において、利益追及のために料金体系が複雑化していき
総務省からも幾度となく「携帯会社は儲け過ぎている」「ユーザーへ利益還元をすべき」
「抱えみとも言える2年縛り契約が横行している」と指摘されてきました。
ドコモ、au、ソフトバンクで似たような料金体系ばかりで
「3社で談合している」「3社で利益も独占(寡占)している」
と、思う方もいるのではないでしょうか。
実は談合をしているということはなく、
むしろ「利益を追求し、他者を出し抜こう」しています。
しかし1社が他2社を出し抜こうとすると、ユーザーを取られたくないがために
すぐさま出し抜こうとした1社のやり方を模倣します。
何もせずユーザーを取られるくらいなら、
模倣して安いプランにした方が被害は少ないのです。
結果的に幽遊白書の魔界の神「雷禅」「黄泉」「躯」のように均衡が保たれ続けているのです。
しかし2021年の12月に発表されたahamoは
今までの「見せかけ&条件付きで安くなるプラン」とは大きく異なります。
携帯会社のお家芸とも言える大量の※マークがあるわけでもありません。
ユーザーにとって非常にメリットが大きいプランと言えます。
まだ、各社のオンライン専用プランへ変更していない方は
ahamoのメリットデメリットを理解し、デメリットが許容範囲であれば、
プラン変更することで月々のケータイ料金を2000円〜5000円程度の節約できる可能性があります。
ぜひ最後までお読み頂き、ケータイ料金を節約して、ゆとりのある家計を作って行きましょう^^
- 家計を見直したい
- 月々のケータイ代を安くしたい
- ahamoって聞いたことあるけどどんなプラン? 安いの?
①ahamoとは
ahamoとはNTTドコモが提供しているスマートフォン向け料金プランです。
オンラインのみで手続き可能となっており、サポートを最小限にすることで
日常的にインターネットやSNS、動画閲覧をする方でも
リーズナブルな価格で多くのデータ通信を利用できるプランとなっております。
②メリット
2.1 コスパが良い
ahamoは多くの人にとって、他のプランよりも月額料を安く利用できます。
ドコモが新規受付している料金プランは以下です。
0〜20GBまでのデータ利用料であればahamoが最も安く利用できます。
統計を見るとデータ量は3GBまでの利用者が半数を占めています。
ギガライトであれば家族構成や他ドコモサービスの利用状況によって
ahamoよりも安くできる可能性があります。
しかし中にはデータ量を節約している。という方もいると思います。
下記のようにデータ使用量の平均は年々上がっています。
下記はWi-Fi利用の平均値です。
平均で17GBほど利用していることが分かります。
ahamoであれば外出中にデータ量を節約したり、無理に公共Wi-Fiに繋がなくても良いので、youtubeをみたりSNSを利用することでデータ使用量を気にする必要がなくなります。
ちなみに僕も1ヶ月のモバイルデータ量は15GB〜20GBです。
通勤時や昼休憩中にyoutubeを閲覧したり、ブログを書く時にもストリーミングで音楽を聴いたりしますが、Wi-Fi接続はしていません。
ちょっとした手間を横着しています(笑)
20GB以上のデータ量ならahamo大盛りがおすすめ
自宅にWi-Fiを引いてない
外出中でもかなりの時間で動画視聴をしている。
ソシャゲ厨である。
など20GBを超える方もいらっしゃると思います。
ギガホでデータ量を気にせず使うのが良いのか。
20GBを超えるデータ量を使う方でも、ギガホよりahamoがおすすめな理由があります。
ahamo大盛りです。
1980円追加で100GBまで利用で利用可能。
4950円で100GBになるのでモバイルであれば
かなりのヘビーユーザーでも納得のデータ量と価格ではないでしょうか。
2.2 ドコモ回線のため安定感がある
ahamoってドコモなの?
サブブランドじゃないの?
という疑問や不安を持たれる方もいらっしゃると思います。
ソフトバンクはY! mobileというサブブランドを持ち、
auはUQモバイルというサブブランドを持っています。
ahamoは上記2つの上位互換として打ち出されたことに加え、
サービス開始当初はドコモからのプラン変更でも
MNP(マンバーポータビリティ)の手続きが必要でした。
MNPとは電話番号を変えずに他社へ乗り換えるための手続きです。
これは予想ですが、おそらくは発表当初は
サブブランドで提供する意向があったのではないでしょうか。
ですがユーザーしかり、総務省の反発しかりでドコモ本体からの提供に至った。
いずれにせよahamoはNTTドコモが提供しているプランです。
他社が繋がりにくいわけでは全くないのですが、
繋がりやすさという点も十分に信頼に置けますし、
ドコモというブランドにおける安心感もありますね。
以下は各事業者が免許を持っている周波数帯です。
基地局数も3G〜5Gの全てで3大キャリア+楽天の中でもドコモが最も多いです。
保有の周波数帯と基地局数は繋がりやすさという点で非常に重要です。
ahamoへ変更することに関して、繋がりやすさの心配は払拭されるのではないでしょうか。
2.3 5分国内通話かけ放題
ahamoには2970円のプランの中に標準で5分国内通話かけ放題がついております。
これは地味に嬉しいですね。
ギガホやギガライトは5分国内通話かけ放題には別途770円の月額料金が発生します。
プライベートの通話はLINE無料通話などで賄い、
会社や役場やお店の予約などのちょっとした連絡に使えるのは非常にありがたいですね。
2.4 データ上限到達後最大通信速度1Mbps
地味に嬉しいのが通信速度制限になった際の最大速度1Mbps。
従来の最大通信速度128kpbsでは時が止まったように遅くかなりストレスを感じます。
翌月になれば速度制限は解除されますが、128kbpsだとあまりの遅さに、
残り1日でも追加料金を払って速度制限を解除したくなります。
1Mbpsの即dならインターネットやSNSなら比較的スムーズな閲覧ができます。
2.5 その他のメリット
ahamoには価格の割に標準で備わっているサービスがあります。
- ファミリー割引グループとしてカウント
- 事務手数料無料
- 海外データ通信にも対応
- 解約違約金なし
即メリットになるわけではないですが、細部にまでこだわっている感があります。
個人的にはファミリー割引自体は適用外ではあるものの、
グループの人数としてカウントしてあげているのは、
家族ぐるみでドコモを利用しているユーザーへの配慮を感じます。
2.6 料金体系がすごく分かりやすくなった
前述した「料金」「便利さ」という分かりやすいメリットとは異なりますが、
個人的には「分かりやすくなった」という点が最もメリットだと思っております。
これまでの通信キャリアの料金体系は非常に複雑でした。
2年間の定期契約をすると割引
家族と請求をまとめると割引
ドコモが提供しているdカードGOLDを契約すると割引
ドコモ光も契約すると割引
など、割引の種類や条件が多岐に渡り、
結局のところ自分はどれくらい支払えば良いのか。
どのプランが最適ななのかが、利用状況によって大きく異なりました。
一般ユーザーはもちろん、業界に関わりのある人間ですら
その複雑さのせいで最適なプランを明瞭快活に即答することは難しいでしょう。
- 2970円
- 20GB
- 5分国内通話無料
乱暴に言えば上記3つを抑えておけば料金は把握できます。
- 分かりやすくなった。
- 複雑な割引を適用させることなくリーズナブルに利用できる。
- 複雑な割引がないから、他者への乗り換えのハードルも下がった。
シンプルさというのは最適プランを考える手間を省いているため、
金銭面では測れない大きなメリットと言えます。
③デメリット
ここからはデメリットを紹介していきます。
ahamoはリーズナブルな価格にするために、
従来のプランとは決定的に異なる部分があるので把握しておく必要があります。
3.1 電話やドコモショップで手続きできない
ahamoはオンラインでのみ手続きが可能です。
サポートセンターやドコモショップといった窓口では受付できません。
ahamoサイトでのチャット問い合わせのみとなります。
「オンライン手続き」がahamoの最大の特徴とも言えます。
ネットで調べ物をしたりグーグル検索を日常的に行っている方には
あまりデメリットには感じないかもしれません。
僕もケータイキャリアの電話や店頭窓口を使った記憶は数年ありません。
注意が必要なのはプラン変更時だけでなく、その後のサポートもチャットのみとなります。
もしサポートが無くなるのが不安、という方は
あんしん遠隔サポートの利用を検討しても良いでしょう。
あんしん遠隔サポートについて詳しく知りたい方は
こちらの記事を参考にしてみてください。
ここ1,2年でサポートを受けた記憶がない方は、
ahamoにしてもほとんど問題無いと言えるでしょう。
3.2 キャリアメールが使えない
ahamoにするとドコモのメールアドレスで
メールを受け取ったり送ったりすることができません。
メール持ち運び機能を契約すればドコモのアドレスを利用することは可能ですが、
有料オプションのため、せっかくahamoで料金を安くしても本末転倒です。
それでもドコモのメールが使えなくなることを
不安に感じる方は以下の記事も参考にしてみてください。
ネットショッピングの会員やファンクラブやオンラインサロンなど
各種サービスをドコモのメールアドレスで登録している方は変更の手続きが必要です。
3.3 SPモードコンテンツ決済が使えない
SPモードコンテンツ決済はゲームの課金や有料サイトのサービス料金を
ドコモのケータイ料金と一緒に支払う方法です。
SPモードコンテンツ決済で登録しているサービスは
ahamoに切り替えると自動解約になってしまうので、
事前に何か登録していないか確認しておきましょう。
登録しているサービスがあったらクレジットカード払いにするなどで、
支払い方法を事前に変えましょう。
確認場所が分からないという方は以下から確認してみてください^^
確認方法:dメニュー → マイメニュー → 決済サービスご利用明細
3.4 各種割引が適用外
ahamoはドコモ光セット割やファミリー割引など各種割引が適用外です。
2970円からさらに安くするぜ!ということは残念ながらできません。
その分、割引がなくとも他プランよりも十分にコスパの良いプランとなっております。
唯一の特典はdカードGOLDで料金を支払うことで1ヶ月5GBが無料で追加されることです。
dカードGOLDの年間料金は1万円なので、
dカード自体にメリットを感じている方でないと、恩恵は感じにくいでしょう。
④どんな人にahamoはおすすめ?
ahamoは他のプランと比べてもコスパの良いサービスです。
プラン変更をしてメリットを享受できる方は多いでしょう。
- スマホの問い合わせを電話やショップであまりしたことがない。
- 通話と通信だけの基本料金だけで4000円以上支払っている
- 1人暮らしの方
スマホ利用の満足度を下げずに月々2000円〜5000円程度節約できる可能性があります。
年間にすると24000円〜60000円。
いつの間にか貯まっていると嬉しい金額ですよね。
- 毎月の飲み会が一回増やせたり
- 年に1回旅行に行けたり
- 投資に回せたり
一度だけプラン変更の手続きの手間をかけるだけで永続的な節約に繋がります。
もし月々のケータイ代を抑えたいと思っている方はahamoを使ってみてはどうでしょう。
他者乗り換えであってもahamoの解約違約金は発生しないので
不都合があればまた元のキャリアに戻れば良いだけなので^^
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