「今ってケータイ電話が安く使えるんでしょ?」
ニュースやネット記事を見てケータイキャリアに動きがあったことは知っている。
けどどの会社のどのプランを選べば良いか分からない。
あるいは迷っている。
という方もいらっしゃるかと思います。
2021年に大手携帯会社がオンライン専用プランを提供し始めたことで
月々の料金を格段に安くできるようになりました。
今回はオンライン専用プランのうちドコモのahamoとKDDIのpovoの
比較を行っていきます。
ぜひ最後まで読んでいただき月々のケータイ料金を安くするきっかけになれば幸いです。
※2023年5月9日更新
povoのオートチャージについて追記しております。
- ahamoを契約しようか迷っている
- ahamoとpovoどちらが良いか分からない
- なるべくスマホの料金を抑えたい
①ahamoとは
ahamoとはNTTドコモが提供しているスマートフォン向け料金プランです。
オンラインでのみ手続きが可能となっており
サポートを最小限にすることで
日常的にインターネットやSNS、動画閲覧をする方でも
リーズナブルな価格で多くのデータ通信を利用できるプランとなっています。
1.1 3000円で20GB、5分無料通話が利用できるコスパの良さ
ahamoは料金の割に使えるデータ量が多いです。
従来の料金プランよりもかなりコスパが良い設計がされており
今までケータイ料金が高いと言っていたユーザーや国(総務省)も
納得の値段設計となっております。
総務省が出しているケータイ料金の価格推移を参照しても
ahamoなどのオンライン専用プランが出てからの割安感は一目瞭然です。
ahamoが提供開始された2021年から
データ量20GB/月の価格帯が格段に値下げされています。
KDDIやソフトバンクもオンライン専用プランが追随しました。
1.2 オンラインでのみ申し込みができるNTTドコモの料金プラン
ahamoはパソコンやスマートフォンから
インターネットでのみ申し込みが可能となっております。
ドコモショップやインフォメーションセンター(電話窓口)では申し込みができません。
設定や手続きのサポートを省くことでコストを削減した結果
コスパの良い価格で提供できるようになっいます。
最低限、自分自身でスマホの操作や設定ができる必要があります。
※ドコモショップでは有償サポートで申し込みが可能となっています。
②ahamoとpovoどちらが良い?
povoはKDDIが提供すオンラインでのみ申し込みができるスマホ向け料金プランです。
ドコモのahamoに対抗する形で作られたため類似点が多くあります。
差別化している特徴もありますがコスパの観点からすると
ahamoもpovoも優良な料金プランと言えます。
どちらが自身に合うか見ていきましょう。
2.1 基本料金比較
ahamo、povo共にコスパの良い料金プランです。
オンラインでの手続きに抵抗の無い方はどちらを選んだとしても
2023年3月時点においては良い選択をしていると思います。
以下がahamoとpovoの中容量プランの比較表です。
ahamo、povoいずれも1ヶ月20GBを3000円前後で利用できます。
povoの方は5分無料通話をつけるかつけないかでahamoより高いか安いかが変わってきます。
国内通話はしない。したとしても友人・知人へLINEやZoomで事足りてる。
という方は5分無料通話をつけずに20GBを2700円で利用することができます。
病院や会社、公共施設へはほとんど通話をしないのであればpovoはahamoよりも
料金を安くすることが可能です。
反対に1ヶ月に何回かは病院や会社、公共施設に電話をする。
という方はahamoの方が料金を安く抑えられる可能性があります。
2.2 「トッピング」買い溜めで安価なpovo
povoはトッピングという方法で利用者の選択肢を増やしています。
プランが複雑化しているので考えることが増えますが
最適解を選べばahamoより安価での利用も可能です。
- 1GB 1GB=390円(7日間)
- 3GB 1GB=330円(1ヶ月)
- 20GB 1GB=135円(1ヶ月)
- 60GB 1GB=108円(3ヶ月)
- 150GB 1GB=86.5円(6ヶ月
- 5分無料通話なし:1ヶ月あたり2163円で25GB利用可能
- 5分無料通話あり:1ヶ月あたり2713円で25GB利用可能
- ahamo:1ヶ月あたり2970円で20GB/5分無料通話が利用可能
結論、60GB/3ヶ月か150GB/6ヶ月であればahamoより安く使えます。
2.3 5分無料通話込みだと安いahamo
1ヶ月20GBで比較するとahamoのがコスパが良いと言えます。
競争の激しいケータイキャリア業界。
3ヶ月、半年後にどうなっているか分からない。
ケータイキャリア自体乗り換えているかもしれない。
長期でデータ量を購入すること自体がリスクと考えることもできます。
乗り換えをいつでもできる状態で2970円/20GBを利用する手軽さはahamoの魅力です。
2.4 6GBまでなら料金も手間もお得なpovo
2023年4月、povoはオートチャージできるトッピングを発表しました。
povoの最大のデメリットは毎回データ量を購入する「手間」です。
手間をかけることで「安さ」を買っているという考えもありますが
毎月データ量を購入する操作が必要なのはやはり手間です。
2023年4月に発表されたオートチャージはこの「手間」を解消してくれます。
データ量を使い切るか、30日経過するかいずれかの条件を満たすと
データ量を自動で購入してくれます。
- オートチャージ対応のデータ量は3GBのみ
- 30日経過で自動で3GBがチャージされる
- 30日以内に3GBを使い切ると自動でチャージされる
- 月のデータ使用量が0〜3GBの方:990円
- 月のデータ使用量が3〜6GBの方:1980円
自動チャージだから購入の手間をかけずに安く使える!
2.5 お得なオプションがあるpovo
povoは短期間利用でスポーツ動画サービスのDAZNやエンタメ系動画サービスのsmashを
購入できるトッピングがあります。
スポーツの場合はサッカーW杯やWBCと言った短期集中で行われる大会や
各予選が数日で数試合が行われる場合があります。
シーズンを通しては見ないけど大きな大会は見る。
という方には工夫次第で効率良くコンテンツを利用できます。
2.6 動画配信サービス利用でdポイントがもらえるドコモ爆アゲセレクション
ドコモは2023年4月よりahamoやギガホ利用者がYouTube PremiumやDAZN
Netflixを利用すると動画サービスの利用料金の20%をポイント還元する施策を始めます。
ahamoも対象プランなのでahamoの利用を検討していて
以下のサービスを利用している方はお得にdポイントを貯めることができます。
- Disney+
- Netflix
- Lemino
- Youtube Premium
- DAZN for docomo
爆アゲセレクションについてもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
2.7 トッピングの手間があるpovo
povoはトッピングという方法で利用者に多くの選択肢を与えています。
選択肢が多いことはメリットにもデメリットにもなり得ます。
トッピングというデータ量の購入方法をどう捉えるかで
ahamoにするかpovoにするかの分かれ道と言っても過言ではありません。
2.7.1 データ量は都度、トッピング(購入)しなければならない
povoのデータ量は使い切った場合、あるいは利用期限になった場合
新たにデータ量をトッピング(購入)する必要があります。
従来のケータイ料金プランはプラン変更をしない限り毎月継続されます。
毎月、あるいは数ヶ月に1回はデータ量を
トッピング(購入)しなければならないのは地味に面倒です。
2023年4月にオートチャージ機能が実装されたため
データ量が3GBであれば自動で購入できるようになりましたが
7日間1GBや20GB以上のデータ量は都度、購入が必要です。
うっかり忘れていると速度制限がかかっている。という方もいるでしょう。
2.7.2 自身の利用用途を考えてトッピングする必要がある
povoを最大限にコスパを良くするためには自身の利用用途や頻度を考えて
データ量やコンテンツをトッピング(購入)する必要があります。
柔軟さがあるとも言えますし面倒と捉えることもできます。
安さを取るか、手間を省くか。
どちらが良いかというより価値観で決めるのが良いでしょう。
③繋がりやすさ
3.1 プラチナバンドを持っているか
ahamoはドコモの通信網を利用しています。
結論から申し上げると、繋がりやすさは申し分ないです。
4G通信に最も適している700〜800MHz帯のことをプラチナバンドと言います。
ドコモは両方の周波数帯を使用しています。
3.2 どっちも安定した通信網
povoを提供しているKDDIもプラチナバンドを使用しているため安定した通信が行えます。
ahamoもpovoも繋がりやすさはという点では他事業者よりも安心して使えるでしょう。
2023年3月時点で日本において最も繋がりやすい2社が提供しています。
④結論
ここまでahamoとpovoの料金や特徴を取り上げてきましたが
どちらのプランが良いかはユーザーの価値観によるところが大きいです。
どのような方はahamoに向いているか
どのような方がpovoに向いているか見ていきましょう。
4.1 手間も考慮したコスパ重視のahamo
ahamoの魅力は以下です
- コスパが良い
- シンプル
一度手続きを終えてしまえば後は考えずとも優良プランを継続して使えます。
5分無料通話もついているので通話料もそれほど気にする必要がありません。
100〜200円程度の差であれば定期的にトッピング(購入)が必要なpovoよりも
ストレス無くスマホを利用できます。
4.2 最安を狙うならpovo
povoの魅力は以下です
- 使い方によって他キャリアのオンライン専用プランより安くできる
- バリエーションが多い
povoは自身の利用用途や頻度を考えながら使えれば
ahamoよりも安く使える可能性があります。
その分手間や考えることが増えるため一長一短なのが特徴です。
こだわりたい方にはpovoがオススメです。
4.3 ahamoもpovoも良いプラン
ahamo、povoは相当とも従来の料金プランと比較しても
格段に料金が抑えられております。
かつインターネットや動画視聴が十分にできるデータ量です。
どちらを選んでも不正解にはならないと思います。
強いていうなら迷って決められないのであればahamoかな。というくらいです。
理由としては最もバランスが良くシンプルだからです。
加えてオンライン専用プランはahamoが他社に先んじて発表しているため
設計が練られた状態で提供されています。
povoやLINEMOはahamoと差別化を図るために
少なからず料金形態が複雑化しています。
本記事をお読み頂いて「まだ迷うなぁ」ということであれば
ahamoをオススメします。
理由は少なからず料金形態の理解や手続きに不安を抱えていることになるからです。
それでもどちらも優良プランと言えるので早めにプラン変更して
固定費を抑えるとより生活が豊かになると思います^^
⑤まとめ
いかがでしたでしょうか。
ahamoとpovoのどちらが良いか。
を、テーマにahamoとpovoの料金や特徴を書いてきました。
以下が本記事で伝えたいことになります。
- ahamoもpovoもコスパの良い優良プラン
- オンライン専用のため手続きは自分で行う
- どちらも業界トップの繋がりやすさ
- 手間を省いてコスパ良く使うならahamo
- 最安を狙うならpovo
どちらも料金の割に多くのデータ量が使える優良プランです。
特徴を理解し自身に合ったプランを選択しましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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